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瓦屋根でも雨漏りする?雨漏りが起こる原因とメンテナンス方法を紹介

瓦屋根で雨漏りすることがある?

雨の日の瓦屋根
瓦は非常に耐久性が高い屋根材ですが瓦屋根でも、雨漏りを引き起こすことがあります。ただし、瓦が原因で雨漏りを引き起こすことはまれです。

瓦屋根の家屋で雨漏りが発生した場合は、瓦ではなく瓦屋根を構成する建材のいずれかに問題が起こっている可能性が高いと考えられます。

瓦の寿命は30年〜50年以上ですが、瓦屋根を構成する「野地板(下地)」や「ルーフィング(防水シート)」「漆喰」などの建材はそこまでの寿命はありません。

そのため瓦ではなく、その他の建材に寿命が来て雨漏りを引き起こしているのではないかと考えるのが一般的です。

瓦屋根の構造

瓦屋根は大きく分けて以下の3層で構成されています。

1. 野地板(下地)
2. ルーフィング(防水シート)
3. 瓦

1. 野地板(下地)

瓦屋根に限ったことではありませんが、屋根の構造の中で野地板は最も内側(住宅側)に位置する、屋根を形成する土台です。

一昔前は大量の土を敷くことによって瓦を固定する「土葺き」という工法が使われていました。
その場合は野地板の上に杉皮を敷き、さらにその上に土(葺き土)を馴染ませ瓦を施工します。

経年劣化した土葺き工法の瓦屋根は地震に弱い工法のため、現在では瓦屋根の施工方法として土を使うことは減りました。

2. ルーフィング(防水シート)

野地板の上にはルーフィングと呼ばれる防水シートが敷かれています。

このルーフィングと屋根材が家屋を雨漏りから守っており、瓦だけでは防げなかった雨水を軒先へ排水する役割があります。

そのため瓦屋根で雨漏りが発生した場合は、ルーフィングの劣化が第一に疑われます。

ちなみに土葺きの瓦屋根の場合は、ルーフィングではなく杉や槙、ヒノキなどを薄くはいだものが野地板の上に敷かれています。

3. 瓦

野地板、ルーフィングの上に瓦が載って、屋根が構成されています。

瓦によって外観が整うだけではなく、雨水を最初に防水する役割を担っています。雨水のほか、太陽の熱や風などからも家屋を守ってくれています。

瓦屋根が雨漏りする原因

瓦屋根に雨がついた様子
瓦屋根の家屋に雨漏りが起こった場合、以下の可能性が考えられます。

・ルーフィングの劣化
・板金の劣化
・漆喰の剥がれ
・瓦のズレや破損

ルーフィングの劣化

経年劣化や環境によって、雨漏りの最終防衛ラインのルーフィングに穴が開いたり縮んだりすると、そこから雨水が侵入してしまいます。

ルーフィングの耐用年数はものによって異なりますが、15年〜20年ほどです。ルーフィングは瓦を剥がさないと状態の確認ができないため、メンテナンスの際は1枚1枚剥がして確認します。

劣化部分が限定的な場合は部分的な補修ができますが、15年〜20年ほど経っていたら他の部分もすぐ破損する可能性があるため全面張り替えを検討しましょう。

板金の劣化

瓦屋根といっても屋根と屋根の間に板金が取り付けられています。板金には錆びにくい材料が使われていますが、錆びないわけではありません。

特に屋根と屋根が合わさっている「谷」の部分は、雨水が多く流れ込むため雨漏りもしやすい箇所です。

定期的に点検を行い、錆びや劣化が見えるようならメンテナンスを行うことをおすすめします。

漆喰の剥がれ

棟瓦と屋根の間には漆喰が詰め込まれています。土葺き屋根の漆喰は、棟に使われている「葺き土」を守る役割を持っています。

葺き土は時間が経つと普通の乾いた土と変わらないので、水を吸いやすくなります。

漆喰が剥がれたり劣化したからといってすぐ雨漏りが起こるわけではありませんが、時間をかけて雨風にさらされることによって葺き土の機能が弱まり、雨漏りの原因になることもあります。

瓦のズレや破損

瓦屋根の雨漏りの原因は「建材のいずれかに問題が起こっている可能性が高い」と冒頭で紹介しましたが、瓦に問題があってその下にある建材にも影響が出て雨漏りが発生するケースもあります。

瓦は耐久性が高いものの、地震の揺れや強風による飛来物によってズレや破損が起こることがあります。その隙間から雨水が侵入し、下の建材に影響を及ぼします。

ルーフィングが機能していれば雨漏りが発生することはありません。ただし瓦の問題を放置し続けるとルーフィングにも影響が出るため注意が必要です。

瓦屋根に雨漏りが発生したら

雨に濡れた瓦屋根
雨漏りが発生したら、原因に応じた修繕を行います。

「ルーフィングの劣化」が原因の場合は、早急に新しいルーフィングに交換しましょう。野地板も傷んでいる可能性があるため、あわせて点検を行うことをおすすめします。

「板金の劣化」が原因の場合は、劣化の程度により部分補修もしくは新しい板金の交換が行われます。

「漆喰の剥がれ」が原因の場合は新しい漆喰を詰め直す作業を行い、「瓦のズレや破損」の場合はズレを戻したり破損した瓦は新しい瓦と差し替えたりします。

まとめ

雨漏りが発生したら屋根だけでなく、建物全体の寿命に影響するため早めに屋根業者に相談しましょう。

私たち坪井利三郎商店は屋根外壁診断のご相談をいただいたら、長久手市にて屋根ひとすじに100年以上に渡り携わってきた経験とプロの技で、あなたのお住いの屋根・外壁を詳細に点検・診断いたします。

あわせて今後の住まい方についてもヒアリングさせていただきながら、住まいにあわせた最適なメンテナンスのご提案を無料で実施させていただきます。お気軽にお問い合わせください。


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