スレート屋根は、その価格の安さから現代の日本の住宅で一般的に使用されている屋根材の一つです。
スレートはその材質や形状からいくつかの種類に分けられます。
そこでこの記事はスレート屋根の種類をはじめとして、メンテナンスについてもご紹介します。
スレート屋根を検討している方はぜひ参考にしてください。
ちなみにスレートや瓦以外にも屋根材があります。
他の屋根材に関してはこちらの記事でまとめていますので、併せてご覧ください。
スレート屋根は、その価格の安さから現代の日本の住宅で一般的に使用されている屋根材の一つです。
スレートはその材質や形状からいくつかの種類に分けられます。
そこでこの記事はスレート屋根の種類をはじめとして、メンテナンスについてもご紹介します。
スレート屋根を検討している方はぜひ参考にしてください。
ちなみにスレートや瓦以外にも屋根材があります。
他の屋根材に関してはこちらの記事でまとめていますので、併せてご覧ください。
スレート屋根は大きく分けて「天然スレート」と「化粧スレート」の2種類があります。
それぞれの特徴や使われ方についてご紹介します。
天然スレートは粘板岩という岩石を薄く板状に加工した屋根材です。
高い耐久性と美しい外観が特徴で、色褪せしにくいため外観の良さを維持することができます。
一方で重量が重いため躯体がしっかりしていないと耐震性が低くなってしまう上に、非常に高価格になってしまいます。
天然スレートはその希少性と高級感から、主に高級住宅や歴史的建造物に使用されていますが、高価格であることや重量が重いことから一般住宅での使用は限られています。
化粧スレートはセメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したもので、広く普及している人気の屋根材です。
瓦屋根よりも軽量なため同じ躯体で比較するとスレートの方が耐震性が高くなるとともに、比較的安価で施工できる点がメリットとして挙げられます。
一方で他の屋根材よりもメンテナンスの頻度が高い点がデメリットとして挙げられます。
化粧スレートはその形状から平板スレート、厚型スレート、波型スレートの3種類に分けられます。
平板スレートは最も一般的な化粧スレートです。
厚さ約5mmの薄い板状で、比較的軽量であることが特徴です。
厚型スレートは平板スレートよりも厚みがあり、耐久性に優れています。
主に公共施設や商業施設で使用されることが多いです。
波型スレートは主に工場や倉庫の屋根に使用されます。
波形の形状により雨水の排水性に優れています
スレート屋根の寿命は一般的に15年~20年とされています。
築20年を超えた頃が、大規模なメンテナンスや葺き替えを検討するタイミングとなります。
ただし定期的な点検と小規模な補修を行うことで、寿命を延ばすことも可能です。
化粧スレートは適切なメンテナンスを行うことで、その外観や耐久性を維持することができます。
ここでは化粧スレートのメンテナンス方法について詳しく解説します。
カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる工法で、屋根の下地が傷んでない場合はこの工法が使えます。
後に紹介する葺き替えとは異なり既存の屋根材を廃棄する必要がないため、より安価で施工することができます。
葺き替えは既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根剤に交換する工法です。
屋根全体を新しくすることができるため新品同様にすることができますが、大変大規模な工事となるため高額になってしまいます。
スレート屋根の歴史の中で、アスベスト(石綿)を含有する製品が使用されていた時期があります。
アスベストは耐火性や断熱性に優れた素材ですが、健康被害のリスクがあることが明らかになり現在では使用が禁止されています。
アスベストを吸い込むと、肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
特に古いスレート屋根が劣化して粉じんが発生する場合、健康リスクが高まります。
一般的に平成18年(2006年)以前に施工されたスレート屋根には、アスベストが含まれている可能性があります。
ただし外観だけでアスベストの有無を判断することは困難なので、専門業者による調査が必要です。
アスベスト含有スレートが確認された場合、葺き替え工法を行うことでアスベストを含んだスレートを除去することができます。
ただしアスベスト含有スレートを除去するには費用が高くなる場合があるので注意が必要です。
これらの工事を行う際はアスベスト対策の資格を持つ専門業者に依頼することが重要です。
適切な防護措置を講じて、安全に工事を行う必要があります。
スレート屋根はそのコストパフォーマンスの高さから、現代の日本の住宅に広く採用されています。
主に天然スレートと化粧スレートの2種類があり、特に化粧スレートが一般住宅で多く使用されています。
化粧スレートはさらに、平板スレート、厚型スレート、波型スレートに分類され、それぞれ異なる特徴と用途を持っており、これらの多様性により、様々な建築ニーズに対応することができます。
スレート屋根のメンテナンスは、その寿命と美観を維持するために重要です。
定期的な点検や必要に応じたカバー工法や葺き替え工事を行うことで、長期間にわたって快適な住環境を保つことができます。
一方で、古いスレート屋根にはアスベストが含まれている可能性があることに注意が必要です。アスベストによる健康リスクを避けるため、専門家による調査と適切な対策が不可欠です。
私たち坪井利三郎商店は屋根外壁診断のご相談をいただいたら、長久手市にて屋根ひとすじに100年以上に渡り携わってきた経験とプロの技で、あなたのお住いの屋根・外壁を詳細に点検・診断いたします。
あわせて今後の住まい方についてもヒアリングさせていただきながら、住まいにあわせた最適なメンテナンスのご提案を無料で実施させていただきます。お気軽にお問い合わせください。