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人気の屋根材「瓦」と「ガルバリウム鋼板」を徹底比較!それぞれの特徴・メリット・デメリットを紹介

はじめに

屋根
住宅の屋根材選びは、耐久性、コスト、メンテナンスの容易さ、そしてデザイン性など様々な要素を考慮する必要があり、非常に重要です。

本記事では、瓦屋根とガルバリウム鋼板の特徴、メリット、デメリットを比較し、あなたにとって最適な屋根材の選び方を解説します。

瓦屋根の特長とメリット・デメリット

瓦屋根とは

瓦屋根
瓦屋根は、粘土を高温で焼いて作られる屋根材で、日本の住宅には古くから使用されています。

伝統的な和風のデザインだけでなく、洋風デザインにも対応できる多様な種類があります。

瓦屋根には「和型」「平型」「スパニッシュ型」などのバリエーションがあり、デザイン性も豊富です。

瓦屋根のメリット

瓦屋根は非常に耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば100年以上の耐用年数があります。

強い日差しや雨風から家を長期間守ることができ、耐火性や防音性にも優れています。

また、瓦は腐食しにくく、自然災害にも強いため、長期間にわたり大切なお家を守ってくれます。

瓦は自然素材であるため断熱性に優れており、夏は涼しく冬は暖かい住環境を提供してくれます。


瓦屋根の厚みと構造により、外部の熱や寒さを効果的に遮断してくれるためです。


これにより、室内の温度を快適に保ち、冷暖房費の節約にも寄与します。


また、瓦の素材特性により、結露を防ぎ湿度の調整にも優れています。

瓦屋根は再塗装が不要で、メンテナンスコストが低いのが特徴です。


また、瓦はその素材自体が耐候性に優れており色褪せや劣化が少ないため塗装の手間が省けるため、長期的なメンテナンス費用が抑えられるのも特筆すべき点です。


その結果、瓦屋根は長期的に見ると手間がかからず、コストパフォーマンスが高い選択肢となります。

瓦屋根は粘土を高温で焼き固めているため、非常に強度が高く、少しの衝撃ではひび割れや破損がしにくいです。


この製造過程により、瓦は非常に硬く、高い耐久性を誇る屋根材となっています。


そのため、風や雹などの自然災害にも強く、長期間にわたりその形状や機能を維持することができます。


また瓦は重さがあるため、強風によって飛ばされるリスクも低く、屋根材としての信頼性が高いです。

瓦屋根のデメリット

瓦屋根は他の屋根材に比べて初期費用が高くなります。

これは瓦の材料費や製造工程、施工の手間が原因で、1平方メートルあたりの価格は8,000~12,000円とされています。

長期的なコストパフォーマンスを考える場合は有効な選択肢ですが、初期費用がかかることは瓦屋根のデメリットでしょう。


瓦は重いため、建物に負担がかかるのもデメリットの一つです。

1平方メートルあたりの重量が約50〜60kgに達し、軽量な金属屋根やスレート屋根に比べてかなり重いです。

このため、特に地震の際には、躯体がしっかりしてないと建物全体の耐震性に影響を与える可能性があります。

また、耐震性を確保するために追加の基礎補強や構造補強が必要になる場合もあります。

瓦屋根の地震対策については以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。


ガルバリウム鋼板の特長とメリット・デメリット

ガルバリウム鋼板とは

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ガルバリウム鋼板は、鉄の鋼板にアルミニウム・亜鉛・シリコンを組み合わせた金属屋根材です。

スタイリッシュでモダンなデザインが特徴で、近年人気が高まっています。

1平方メートルあたりの価格は6,000〜9,000円で、耐用年数は25〜30年です。

ガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板は瓦屋根に比べて安価で、初期費用やメンテナンス費用を抑えられます。


コストパフォーマンスが高く、長期的な視点で見ても家計にやさしい選択肢となります。


軽量で施工も容易なため、工期短縮によるコスト削減も期待できる点も特長です。

ガルバリウム鋼板はモダンなデザインに適しており、豊富なカラーバリエーションを提供します。


建築物の外観に合わせて選べるため、デザインを重視する方にも人気です。


さまざまなスタイルの家屋や建物に調和し、個性的な外観を実現できることが特長の一つです。

ガルバリウム鋼板は塩害地域を除いて、25~30年の耐用年数があるとされています。


また、耐候性に優れ錆びにくく、厳しい気候条件でも長持ちします。


このため長期間にわたりメンテナンスの手間を減らし、安心して使用できます。

ガルバリウム鋼板は非常に軽量で、地震の際の揺れに強いです。

建物の荷重を軽減し耐震性能を向上させるため、地震が頻発する地域でも安心して使用できます。

また施工も容易で、短期間での設置が可能となっています。

ガルバリウム鋼板は柔軟な施工が可能でリフォームにも適しています。


軽量で扱いやすく既存の屋根に重ね張りすることもできるため、工期が短縮され費用も抑えられます。


このためリフォーム時の選択肢としても人気がある素材となっています。

ガルバリウム鋼板のデメリット

ガルバリウム鋼板は金属製であるため、断熱性が低く、特に夏場は熱を吸収しやすくなります。


そのため室内が暑くなりやすく、冷暖房効率が低下する可能性があるため、断熱対策として断熱材を追加する等の工夫をするとよいでしょう。


これにより快適な室内環境を維持し、エネルギーコストを抑えることができます。


適切な断熱対策を講じることで、ガルバリウム鋼板の使用によるデメリットを軽減することが可能です。

ガルバリウム鋼板は金属製であるため、雨音や風音が響きやすく、遮音性に劣ります。


特に大雨や強風の際には、雨粒の打撃音や風切り音が室内に響きやすく、居住空間での騒音問題が発生することがあります。


そのため音の問題を軽減するためには防音材の追加や適切な設計をすることが重要です。

ガルバリウム鋼板は衝撃に弱く、傷やへこみが付きやすいため、施工時やメンテナンス時には注意が必要です。


特に硬い物が当たると簡単に表面が損傷するため、傷が目立ちやすくなります。


また、へこみができると見た目が損なわれるだけでなく、保護膜が破れて錆びや腐食の原因となることがあるため、定期的な点検をすることが重要です。

ガルバリウム鋼板は約15~20年で塗装が必要となります。


塗装が劣化すると鋼板自体の防錆効果が低下し、錆びや腐食のリスクが高まります。


定期的な点検と再塗装をすることで、長期間にわたり使用することができます。


特に海岸近くの塩害地域では、より頻繁なメンテナンスが必要となる場合があります。


またガルバリウム鋼板のメリット・デメリットとメンテナンス方法はこちらの記事でもまとめているので、参考にしてください。

▶︎ガルバリウム鋼板屋根とは?メリット・デメリットやメンテナンス方法などについて紹介

瓦屋根とガルバリウム鋼板の比較

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屋根材を選ぶ際には、以下の4つのポイントを考慮することが重要です。


耐久性

・コストパフォーマンス

・耐震性

・リフォーム適性


のポイントで瓦屋根とガルバリウム鋼板を比較してみましょう。

耐久性

瓦屋根は耐久性に優れており、100年以上の寿命があります。

一方ガルバリウム鋼板の耐用年数は25~30年ほどですが、適切なメンテナンスを行えば長持ちします。

耐久性を重視する場合は瓦屋根の方が優れていますが、ガルバリウム鋼板もメンテナンス次第で十分な耐久性を発揮します。

コストパフォーマンス

ガルバリウム鋼板は瓦屋根に比べて初期費用が安く、家計にやさしい選択肢です。

瓦屋根は初期費用が高いもののメンテナンスコストが低いため、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスは両者ともに優れています。

予算に応じてどちらかの屋根材を選択することをおすすめします。

耐震性

耐震性という面では軽量であるガルバリウム鋼板が優れています。

屋根が軽いほど建物全体への負担が少なくなり地震に強くなります。

より重い瓦屋根を選び耐震性を確保するためには、建物全体の設計をしっかりと行う必要があります。

リフォーム適性

リフォームの場合、施工が容易であるガルバリウム鋼板が人気です。

瓦屋根は重量があるため、建物に施工するには注意が必要です。

ガルバリウム鋼板はリフォーム時に取り付けや加工がしやすく、さまざまな屋根の形状やデザインに対応できます。

屋根材の選び方

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耐震性

地震の多い地域では、軽量なガルバリウム鋼板がおすすめです。


瓦屋根と比較して重量が軽く、建物全体の重量を抑えることができるため、地震時の揺れを軽減し建物の耐震性能を上げてくれます。


特に古い建物のリフォーム時には、ガルバリウム鋼板の軽さが構造への負担を減らし、安全性を高める効果があります


施工も容易で、迅速な設置が可能であることも特長の一つです。

耐久性

長期的に見て耐久性を重視する場合は、瓦屋根がおすすめです。


瓦屋根は適切なメンテナンスを行うことで、50年以上の耐用年数を持つことができます。


また耐火性や防音性にも優れており、長期間にわたり安定した暮らしを支えてくれます。


特に日本の伝統的な建築においては、瓦屋根の使用が一般的であり、気候や風土に適した素材として信頼されています。

デザイン性

家の外観やデザインに合った屋根材を選ぶことをおすすめします。

和風や和モダンのデザインが好きな方には、伝統的な瓦屋根がおすすめです。

瓦屋根は、日本の伝統的な建築様式に調和し、風格と品格を提供してくれるのが特徴です。

一方、シンプルでモダンなデザインを好む方には、ガルバリウム鋼板が最適です。

ガルバリウム鋼板は、豊富なカラーバリエーションがあることからも、現代的な建築デザインにぴったりです。

これによりご自身の住宅の個性を引き立てることができます。

まとめ

ガルバリウム鋼板と瓦屋根のそれぞれの特徴、メリット、デメリットを解説しました。


瓦屋根は耐久性とデザイン性に優れており、長期的な視点でのメンテナンスが少ないのが特徴です。一方、ガルバリウム鋼板は経済性と耐震性に優れ、リフォームにも適しています。


屋根材を選ぶ際にはそれぞれの特徴をよく理解し、ご自宅に合ったものを選びましょう。


私たち坪井利三郎商店は屋根外壁診断のご相談をいただいたら、長久手市にて屋根ひとすじに100年以上に渡り携わってきた経験とプロの技で、あなたのお住いの屋根・外壁を詳細に点検・診断いたします。


あわせて今後の住まい方についてもヒアリングさせていただきながら、住まいにあわせた最適なメンテナンスのご提案を無料で実施させていただきます。お気軽にお問い合わせください。




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