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屋根の構造について解説。屋根の裏側はどうなっている?

今回は屋根の構造、中身について解説していきます。

 

屋根は一番上に必ず屋根材が載っていて、その下がどうなっているのかはなかなか知る機会もありません。

 

もちろん屋根のリフォームをすることになった時、見積もりを取った業者さんから説明を受けることもあるかと思います。

 

そのような場合も、お客様にご理解いただけるよう丁寧に説明できているかといえば、そうでない場合があるのも現実です。

 

屋根の構造について知ることができれば、業者さんとの打ち合わせ等がスムーズになったり、より誠実な業者さん選びの一助となることもあるかと思います。

 

ぜひご参考ください。


屋根の構造

・小屋組み

・垂木

・野地板

・ルーフィング

・屋根材

 

部位ごとの劣化

・屋根材の劣化

・ルーフィングの劣化

・野地板の劣化

・垂木の劣化


屋根の構造と順番

屋根の構造を表面から順番に見ていくと、


屋根材(瓦やスレート、板金など)

ルーフィング(屋根専用防水シート)

野地板(屋根下地)

垂木(野地板を支える屋根の骨組みのひとつ)

小屋組み(垂木を含む、屋根全体の骨組み)

 

となります。


部位ごとに解説していきます。

小屋組み

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小屋組みとは、屋根全体の骨組みのことです。

 

屋根全体を支える部材でもあり、木材同士が複雑に組み合って形成されます。

 

細かい各部に名称がありますが、屋根に直接かかわる部位で言えば、屋根下地を支える木材である垂木があります。

垂木

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小屋組みに含まれる部位のひとつです。

 

小屋組みの頂点から屋根の流れ方向(屋根面が上から下へ流れている向きです)へ一直線で等間隔に組まれています。

 

この垂木の上に、屋根下地である野地板を載せるようにして施工していきます。

野地板

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野地板とは、屋根の下地となる板のことです。

 

この野地板の上に防水紙と屋根材を施工していきます。

ルーフィング

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ルーフィングとは、屋根専用防水シートのことです。

 

野地板に貼り付けて施工し、野地板が雨水で腐食するのを防ぎます。

 

ルーフィングは、屋根の雨漏りを食い止めるうえで非常に重要な部材です。

 

というのもほとんどの屋根材は、隙間なくぴっちりと塞がっていて、屋根下へ雨水が入らないようにしているかといえばそうではありません。

 

若干の隙間や屋根材の不具合などの箇所から、雨水は屋根材の下へ入り込んでいきます。

 

しかしルーフィングが雨水を弾き、屋根材の裏へ浸入した雨水を軒先(屋根の下って行った先の先端のことです)まできっちりと排水する構造になっています。

 

なのでこのルーフィングさえしっかりしていれば、雨漏りの心配はほとんどありません。

屋根材

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屋根材は、お家一件一件によって何が使用されているか様々です。

 

基本的には屋根下地全体をしっかりと覆うように設計されていて、雨水や紫外線などの影響から屋根を守っています。

 

屋根材の不具合は、上から順番に屋根の下地へとダメージを与えていくので、まずは屋根材をこまめにメンテナンスしてあげることが、屋根を長持ちさせる秘訣です。

各部の劣化

屋根の構造について紹介してきました。

 

ここからは一歩踏み込んで、それぞれの部位の劣化について紹介します。

屋根材の劣化

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屋根全体を守る屋根材も、それぞれに寿命があります。

 

寿命と症状に合わせたメンテナンスをしないと、その機能が失われ、ルーフィングなどに直接雨水がかかることになります。

 

もちろんルーフィングは雨水がかかっても弾き、排水することができます。

 

しかし、ルーフィングを留めつける針(ホッチキスの針のような部材)に雨がかかりすぎると、やがて錆び朽ちてルーフィングの下へと雨水が浸入してしまいます。

 

また、ルーフィングは雨水には強いですが、紫外線には弱いと言われています。

 

屋根材の不具合で長い時間紫外線に晒されたルーフィングは、寿命が縮まり、防水機能を保持することができなくなってしまいます。

 

屋根材の劣化は、雨漏りの第一歩なのです。

ルーフィングの劣化

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ルーフィングの寿命は一般的に20~30年と言われており、それ以上は防水機能が失われていくとされています。

 

実際、長年放置され続けたルーフィングはボロボロになり、破断、穴開きが激しく、雨水を食い止めることができません。

 

そうなれば、ルーフィングを留め付けていた野地板に雨水がかかることになります。

 

一般的な野地板は木製で、水にかかればよく吸い込みます。

 

結果、野地板自体の腐食が始まっていきます。

野地板の劣化

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先述の通り、野地板は木製であることが多いです。

 

野地板が腐食すると、その上に載っているルーフィングや屋根材の重量を支え切れず、沈んだりすることがあります。

 

屋根材は真っすぐな野地板に乗って隙間をなくすように並べられているので、野地板がゆがめば屋根材の並びも悪くなります。

 

結果屋根材の間に大きな隙間が空いたり、下地が大きく外気に暴露した状態になります。

 

すると余計に雨水を呼び込み、紫外線でルーフィングは劣化し、野地板へのダメージはより蓄積されていきます。

 

野地板自体の腐食はもちろん、野地板を留めつける釘に雨水がかかると、釘も錆び朽ち始めます。

 

野地板を留め付ける釘は垂木に対して打たれており、釘穴から垂木へ雨水が入ってしまいます。

垂木の劣化

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垂木は野地板を支える屋根の骨組みです。

 

野地板を留める釘は垂木に対して打たれているので、釘穴から水が入ると垂木へと水が浸入します。

 

垂木は野地と同じく木製で、水をよく吸い込みます。

 

腐食し垂木が屋根の重さに耐えられなくなれば、当然腐食した箇所から折れてしまいます。

 

そうなれば上に載っていた野地板も屋根材も落ちてきて、屋根には穴が開いた状態になってしまいます。

そのような箇所が複数あれば、垂木は屋根の重さに耐えきれず、屋根が崩落する可能性もあります。

 

危険性の高い状態であり、このような状態にならないためにも、屋根のメンテナンスはとても重要なことなのです。

最後に

屋根の構造は、ひとつひとつが屋根を形作るために重要な部位です。

 

最悪の事態を防ぐためにも、構造上表面に近い箇所に症状が出ている段階で、なんらかの補修などを行う必要があります。

 

気になる方は、ぜひお問い合わせください。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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