皆様こんにちは!
今回は、雀口と呼ばれる部位について話していきます!
雀口は、従来では漆喰が使用されていましたが、現在では異なった部材を使用して工事されている箇所です。
早速見ていきましょう!
皆様こんにちは!
今回は、雀口と呼ばれる部位について話していきます!
雀口は、従来では漆喰が使用されていましたが、現在では異なった部材を使用して工事されている箇所です。
早速見ていきましょう!
雀口とは、上の画像の箇所のことです。
瓦屋根の一番下の端部(軒先)で、瓦と軒先の木板(鼻隠し)の間の隙間のことです。
雀が中へ入ってしまうことがあったので、雀口と呼ばれています。
他にも、屋根業界では、「面戸(めんど)」と呼ばれる言葉があります。
これは、屋根の雀口や、棟の土台の場所にある隙間を埋めるためのものです。
棟の面戸は漆喰や、現在では南蛮漆喰があります。
雀口の面戸は、漆喰を使用していた李、現在では「鉄面戸」や「プラスチック面戸」が使用されています。
どちらも、瓦屋根の雀口に取り付ける部材です。
鉄でできているか、プラスチックでできているかで呼び分けられます。
あらかじめ、雀口に綺麗に収まるように加工されており、漆喰を塗らずとも、これらを取り付けるだけで雀口の保護ができる優れものです。
従来では、雀口はそのまま開けてあるか、漆喰を塗られていました。
しかし、単純に漆喰を塗るだけで終わると、簡単に剥がれてしまいます。
なので、雀口に漆喰を塗るための下地として、釘に藁を乾燥させたものをまきつけておいたり、ラスボードと呼ばれる石膏ボードものようなものを取り付けていました。
漆喰で納めようとすると、このような下地準備が必要なので、鉄面戸やプラ面戸はこれらの手間を省く、優秀な部材であることが分かりますね!
いかがだったでしょうか?
雀口は瓦屋根には必ず存在する箇所であり、その施工方法も従来から工夫されていたことがわかります。
特に漆喰で雀口をふさいでいる場合は、下地処理が甘く、剥がれてくることも多いです。
気になった方は、ぜひ一度屋根を見上げてみて下さい!
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました!