葺き替え工事とは、屋根に施工された屋根材を新しいものに交換することです。建設業界では、屋根を工事することを「屋根を葺く」と言います。いわゆる業界用語ですね。
葺き替え工事とはつまり、「屋根工事をする」の意味の「葺く」と、「屋根を新しく替える」の「替える」が組み合わさって「葺き替え」となるのです。
葺き替え工事とは、屋根に施工された屋根材を新しいものに交換することです。建設業界では、屋根を工事することを「屋根を葺く」と言います。いわゆる業界用語ですね。
葺き替え工事とはつまり、「屋根工事をする」の意味の「葺く」と、「屋根を新しく替える」の「替える」が組み合わさって「葺き替え」となるのです。
住宅が古くなってきて、屋根工事が必要になった場合、多くの選択肢があります。なかでも多いのがこの葺き替え工事と、カバー工法と呼ばれるものです。
カバー工法とは葺き替えと違い、屋根材を新しいものに交換するのではなく、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて葺いてしまうことです。
これにより既存の屋根材を取り外してから新しい屋根材を葺く葺き替え工事よりも工期を短くしたり、廃材を出さないのでコストを抑えたりすることができます。
では葺き替え工事が必要な場合とはどんな場合でしょうか?それは既存の屋根材が、古い土葺き工法で葺かれた瓦である場合です。
この場合、ほかの屋根と比べて土と瓦の両方の重量があるので、屋根全体の重量が高くなります。その上に新しい屋根材をそのまま葺くと、屋根重量が上がりすぎて耐震性などの面で不安が残ります。
そういった場合にこの葺き替え工事が行われるのです。
瓦も葺き土も重量があり、これらをいかに効率的に屋根下に下ろせるかが、工期やコストに関わってきます。住宅の屋根形状や立地条件によっても効率は変わるので、住宅一軒一軒で、かかるコストは様々になります。
瓦をめくり、葺き土の除去が終わると杉皮や桟木が見えてきます。これらも同様に撤去していきます。
瓦をめくり、葺き土の除去まで終わると、踏んだ場所によっては足がそのまま野地板を踏み抜き、天井を破ってしまいます。熟練の職人たちは、野地板の中でも垂木に支えられている部分を見分け、軽々と屋根上を移動してゆきます。
最後に住宅敷地内を清掃します。
葺き土を除去するときに、どうしても土の粉が現場に散ります。
土葺き屋根の葺き替えの現場は多くの場合この粉塵で汚れていますので、これらを丁寧に清掃します。
今回は葺き替え工事について解説致しました。
土葺き工法の瓦屋根のリフォームでは、多くケースでこの「葺き替え工事」を施工させていただいております。
皆様が実際に屋根工事をお願いした時、屋根の上でどんなことが行われているのかを理解していただくことは、我々屋根業者の使命のひとつです。
今回の記事で、みなさまのご理解の一助となれば幸いです。