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【費用・メリットデメリット】屋根葺き替え工事とは?【屋根カバーと比較】

今回は「屋根葺き替え(ふきかえ)工事」について解説していきます。

 

屋根のリフォームを考えている方や、「屋根葺き替え工事」がどのような工事なのかを知りたい方へ向けた記事となっております。

 

・屋根葺き替え工事ってなに?

 

・屋根葺き替え工事っていくらくらいかかるの?

 

・屋根葺き替えすれば大丈夫なの?

 

屋根カバー工法とどっちを選べばいいの?

 

といった疑問についてお答えしていきます。

 

 

本記事の目次

 

①屋根葺き替え工事とは

 →屋根葺き替え工事のメリットデメリット

 →屋根葺き替え工事の施工手順

 

②屋根葺き替え工事にかかる費用

 

 

③屋根を葺き替えればもう安心なのか

 →葺き替えを提案するケース

 

屋根カバー工法とどっちがいいの?

 

 


①屋根葺き替え工事とは

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屋根葺き替えとは、屋根を「葺き(ふき)」「替える(かえる)」工事です。

 

「葺く(ふく)」とは、屋根を工事すること全般を意味する言葉です。


「替える」はそのままの意味なので、屋根を工事し替えるというような意味です。

屋根葺き替え工事のメリット

屋根葺き替えを行えば、屋根自体が全く新しく生まれ変わると言っても過言ではありません。

 

なぜなら他の屋根修理工事ではあまり行わない、屋根下地(野地板)までをそっくり新しい材料で施工するからです。

 

普段の生活の中で、屋根下地がどれだけ傷んでいるのかはわかりようがありません。

 

しかし屋根葺き替え工事では下地を新しく設置するので、これまでの下地の傷みを気にせず、より長くご安心頂けます。

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全く新しい屋根に生まれ変わるので、今後のメンテナンスは非常に少なくなります。

 

新しく葺く屋根材によりますが、瓦であれば30年以上とも言われています。

 

昨今であれば、ガルバリウム鋼板でできた屋根なども人気です。

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屋根葺き替えは、既存の屋根を撤去して下地からやり替えるのでほとんど全ての屋根で行うことができます。

 

例えば土葺きと呼ばれる、瓦の下に葺き土と呼ばれる大量の土が入っている屋根でも行えます。

 

屋根下地の野地板が傷んでいる場合も、新しい野地を貼るので問題はありません。

 

下地にまで手を加えることができるので、経年劣化や傷みが激しい場合でも対応が可能なのは大きなメリットと言えます。

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劣化したルーフィングの様子





屋根材の下には必ず下葺き材と呼ばれる部材が入っています。


古い屋根だと杉皮が使用されていたりしますが、ほとんどのケースではルーフィングと呼ばれる屋根専用防水シートが貼られています。

ルーフィングは屋根下地である野地板を水から守る役割を果たす、重要な部材です。


しかしルーフィングの耐用年数は現行のものでも15年から30年と言われています。


屋根材である瓦などは劣化が見られなくとも、その下のルーフィングは傷みが激しいというケースがほとんどです。


葺き替え工事ではルーフィングも新しいものになるので、葺き替え工事を行う大きなメリットと言えます。


屋根葺き替え工事のデメリット

屋根の撤去費用、廃材処分費、新たな野地の施工費など、ほかの工事にはない大掛かりな費用がかかるようになります。

 

屋根修理、リフォームの中でもトップクラスに費用が高くなります。

他の工事にはない工程があるという事は、その分工期も長くなる傾向にあります。


屋根の面積や形状によりますが、2週間~1か月ほどはかかるケースが多いです。

屋根葺き替え工事の施工

屋根葺き替え工事の施工の様子を紹介していきます。

屋根葺き替え工事の工程は大まかに分けると

屋根の撤去、下地施工、新たな屋根の施工の3つにわけることができます。

今回ご紹介するのは 土葺きの瓦屋根→最新の平板瓦屋根 です
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瓦を撤去します。
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棟などの特殊な部位も撤去します。
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撤去した瓦や葺き土はフレキシブルコンテナバックと呼ばれる大きなゴミ袋に入れ、搬出します。
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葺き土まで撤去した状態です。
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葺き土の下のルーフィングと呼ばれる防水シートまで撤去しました。既存野地はバラ板と言って、現在では使用されていない木板です。
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新築などでも使用されている構造用合板と呼ばれる厚い木板を貼ります。
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新しい屋根下地が出来上がりました。
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新しいルーフィングを貼っていきます。
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ルーフィング完了です。
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瓦を葺くための瓦棒を留めます。現在新築でも行われている「引っ掛け」葺きです。
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瓦を瓦棒に引っ掛けながら、釘で一枚一枚固定します。
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下から上へ葺き上ります。
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完工です。

②屋根葺き替え工事にかかる費用

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屋根葺き替え工事にかかる費用は、非常に大雑把に言えば

・建坪35坪、屋根面積100㎡

・土葺きの瓦屋根からの葺き替え

と言う条件であれば200万円前後で施工が可能です。

このほかに、屋根の形状やお家自体の施工条件、何に葺き替えるかなどの要素でも変動します。

今回、なぜ条件は土葺きの瓦屋根に限定したのかと言うと、土葺きの屋根で葺き替え工事を行うケースが多いからです。

これが土葺きでない瓦屋根や、スレートや板金など、葺き土の撤去がない場合はその分価格を抑えることができます。

③屋根葺き替え工事をするべきなのか?

屋根葺き替えを行えば、他の工事をした場合と比べて一番長く屋根を持たせることができます。

 

しかしもちろん、すべての屋根で葺き替えをすべきというわけではありません。

 

私共が、屋根葺き替え工事を提案することが多いケースを紹介します。

1.既存屋根が土葺きの瓦屋根

土葺きの瓦屋根は、瓦の下に葺き土と呼ばれる大量の土が入っているので、屋根重量が重くなります。

 

屋根の重量が重いのは、耐震性の面で不安が残ります。

 

そういった場合は、瓦と葺き土を撤去して現行の葺き土を使用しない「引っ掛け桟瓦葺き」を行うことで屋根重量を大幅に減らすことができます。

 

さらに軽い屋根にするのであれば、ガルバリウム鋼板製の屋根などにすれば、さらに重量を減らすことができます。

 

2.既存屋根の下地状況が不安

例えば、新築時から長らく屋根のリフォームなどをしていないということであれば、屋根の下地も傷み始めている可能性があります。

 

葺き替え工事であれば新しい野地板を施工するので、そのような場合もご安心頂けます。

④屋根カバー工法との比較

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屋根葺き替え工事が比較されることが多いのが「屋根カバー工法」です。

 

屋根葺き替えと屋根カバーはどちらも屋根の全面を新しくする工事なので、比較されることが多いです。

 

しかし結論から言うと、屋根カバーができるなら屋根カバーで、それが無理であれば屋根葺き替え工事で、というケースが多いです。

 

屋根カバー工事は費用を抑えられる反面、施工できる条件が厳しいというデメリットがあります。

 

瓦屋根では屋根カバー工法が不可能であったり、屋根下地の傷みが激しい場合も同様です。

 

なので単純に比較するというよりは、屋根カバー工法を行う条件を満たしているかどうか?が重要なポイントです。

 

もちろん屋根カバーが可能であっても、下地や屋根重量の面を考慮し、葺き替え工事を行うというケースもあります。

最後に

屋根葺き替え工事は屋根の修理、リフォームの中でも大規模で、その分ほかの工事にはできない下地の施工が可能な工事です。

 

その分金額は高くなりますが、金額に見合った工事を致します。

 

詳しい話を聞きたい方は、ぜひお問い合わせください。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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【土葺き瓦屋根葺き替え】の工事を3工程に分けて分かりやすく解説。



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