今回は、中村区で行った瓦の葺き足調整工事を紹介していきます!
まずはじめに、葺き足調整という耳慣れない言葉を解説していきます。
まず、「葺き足」という言葉を分解すると「葺く」と「足」になります。
「葺く」というのは、古くから使われてきた言葉で、屋根を工事することを指します。
「足」の方は、あるものについての「縦の長さ」を表します。
なので、この二つがくっつくと、「瓦を屋根に並べた時の、一枚一枚の縦の長さ」を表す言葉になります。
ここで少しややこしい豆知識を話しますね!
瓦を屋根に工事する時は、縦横に隣り合う瓦と部分的に重なり合いますよね?
なので瓦の縦の長さというのは、
「まだ工事する前のバラバラの状態の時の長さ」
「屋根に施工した後に、上から見た時に見える長さ」
の二種類があるのです。
そしてこの二種類の長さのうち「屋根に施工した後に、上から見た時に見える長さ」の方を「葺き足」といいます。
これは、瓦以外でも同じで、施工後にどれくらいの長さなのかはとても重要になります。
また葺き足のことを、「利き足」と呼ぶこともあります。