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南蛮漆喰とは?漆喰の代わりに使う現在の最新材料を解説

今回は、屋根に使用される漆喰と南蛮漆喰の違いについて解説していきます。

 

従来、瓦屋根は部位によって漆喰を使用して施工していました。

 

現在の新築やリフォームでは、漆喰を使用したところや、場合によってはそれ以外の場所にも南蛮漆喰と呼ばれるものを使用しています。

 

漆喰を南蛮漆喰にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

漆喰とは?

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漆喰とは、建築材料の一種です。

 

地域によって、気候風土に合わせた成分比率をしていました。

 

もとは石灰でできており、壁や天井などに使用されていました。

 

透湿性が高く、壁の仕上げに使うことで湿気などの対策とされていたようです。

 

瓦屋根でも特殊な部位に使用されていましたが、実は防水性があまり高くありません。

 

現在でも、漆喰のリフォームのお問い合わせは多くあります。

南蛮漆喰とは?

南蛮漆喰の名前の由来は様々な説があり、あまり確かなものはないようです。

 

屋根工事における南蛮漆喰とは、従来の漆喰に代わるものです。

 

成分などに違いがあり、漆喰よりも防水性に優れています。

 

屋根に使用されていた漆喰は南蛮漆喰に代わっていきました。

 

現在の新築などでは、ほとんどこちらが使用されています。

屋根の中の葺き土の代わりに

南蛮漆喰が優秀であることは分かりました。

 

では、南蛮漆喰を実際に使用する箇所について話します。

 

というのも南蛮漆喰は、実は従来の漆喰の場所以外にも使うことができます。

 

それが、瓦屋根に使われている葺き土の部分です。

 

そもそも瓦屋根には、葺き土と呼ばれる大量の土が使用されています。

 

これは従来の「土葺き工法」による瓦屋根のことで、現在では葺き土を使わない「引っ掛け桟瓦葺き」に代わっています。

 

以前の「土葺き工法」では、瓦一枚一枚や、棟の内部にも大量の葺き土が入っていました。

瓦屋根の工事 土葺きと引っ掛け桟瓦葺き

Before
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瓦の下には大量の葺き土(ふきつち)が盛られています。
→
After
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下地を工事した後、瓦を戻すときには南蛮漆喰を使用します。

例えば、瓦屋根の葺き土を交換する必要がある場合などに、南蛮漆喰を使用します。


葺き土は瓦の下に入り込んだ雨水などによって風化し、瓦のズレや浮きを招く場合があります。


そういった症状を改善するために葺き土を交換する必要があるのですが、また同じように葺き土を復旧して、数年後に同じ症状に悩まされては本末転倒です。


なのでそういった場合には、葺き土の代わりにより雨水に強い南蛮漆喰を使って復旧します。




直接葺き土の交換が目的でない場合でも、葺き土の復旧は基本的に南蛮漆喰で行います。


屋根下地の一部のみを補修する時に、瓦を一度どかす必要が出てきたとします。


瓦屋根と葺き土を一旦よけて、下地補修が完了しました。


その後、瓦を復旧する際に、既存の葺き土でなくより雨水に強い南蛮漆喰を使用します。

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やはり、漆喰の代わりなので、元来漆喰が使用されていた「棟」に使います。


棟の漆喰は、棟の瓦と平面の桟瓦(さんがわら)の間にできる隙間を保護するために塗られています。

 

しかし、漆喰を塗り直す工事の時には、あまり南蛮漆喰は使用されません。

 

漆喰の塗り直しの時は、一度元の漆喰を剥がすのですが、漆喰を剥がした中には葺き土があります。

 

南蛮漆喰は、土との粘着があまりよくなく、剥がれてきてしまう可能性があるのです。

 

なので漆喰だけを塗り直すときは、そのまま新しい漆喰を使用します。

 

 

ではどのような時に棟で南蛮漆喰を使用するのでしょうか?


結論から言うと、一度棟を完全に崩し、新たに棟を復旧するときなどです。

 

一度撤去して、葺き土と漆喰両方の代わりに南蛮漆喰のみで納めてしまえば、剥がれることはありません。

 

土や漆喰よりも防水性が高いので、よほど雨に強い棟を作ることができます。

最後に

南蛮漆喰は従来の漆喰に比べて防水性が高く、基本的にメンテナンスフリーと言われています。

 

対して漆喰はどうしても定期的なメンテナンスが必要であり、数年ごとに塗り替えたりする必要があります。

 

「これから先も塗り直す必要があるのなら、棟を全て撤去して南蛮漆喰を使用して復旧」というお客様も少なくありません。

 

南蛮漆喰について詳しいお話を知りたい方は、ぜひお問い合わせくださいませ。



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