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【土葺き瓦屋根葺き替え】の工事を3工程に分けて分かりやすく解説。

屋根の葺き替え工事の工程

葺き替え工事とは、屋根に施工された屋根材を新しいものに交換することです。建設業界では、屋根を工事することを「屋根を葺く」と言います。いわゆる業界用語ですね。

 

葺き替え工事とはつまり、「屋根工事をする」の意味の「葺く」と、「屋根を新しく替える」の「替える」が組み合わさって「葺き替え」となるのです。


葺き替え工事は屋根工事の中でも大規模な工事です。


よって手順も多く、多くの人数で工事を行います。


しかし大雑把に区別するならば、


①既存屋根の撤去(めくり・降ろし)


②新しい屋根下地の施工


③新しい屋根材の屋根葺き作業


に分けることができます。

なぜ、土葺きの瓦屋根を葺き替えるのか

土葺き工法とは、瓦屋根の施工方法のひとつです。住宅によりますが、築五十年以上の物件はこの土葺き工法を採用していることが多いです。

この工法では現在と違い、瓦を葺くときに大量の葺き土を使用します。瓦の下に水分を含んだ泥状の葺き土を載せておくことで、瓦を屋根に接着するのです。

この工法は、現在主流の釘どめで行う「引っ掛け瓦桟葺き」に比べ、屋根重量が大幅に高くなるという弱点があります。

よって、新たな耐震制度とともに現在の「引っ掛け桟瓦葺き」に代わってゆきました。



葺き替え前の屋根材の中でも一番費用と手間がかかりやすいのが「土葺きの瓦屋根」です。

先述のような世間の潮流もあり、現在土葺きの屋根を葺き替える工事は年々多くなっています。

屋根重量の軽減や耐震性、耐風性の向上などが見込め、メリットが大きいからです。


では具体的に、葺き替え工事をしている屋根で、我々屋根業者が行っている施工内容を簡単に説明してゆきます。

①既存屋根の撤去(めくり・降ろし)

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瓦などの屋根材を撤去することを「めくる」と言います。

 

まずはこのめくりから行います。

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棟の瓦をめくります。棟の一番上に位置する冠瓦、熨斗、土居熨斗の順にめくります。

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棟がめくり終われば、いよいよ平部と呼ばれる屋根の面になる部分から端にかけてめくります。瓦一枚に葺き土もひとつ入っているので、瓦をめくり次第葺き土も除去していきます。

瓦も葺き土も重量があり、これらをいかに効率的に屋根下に降ろせるかが、工期やコストに関わってきます。


住宅の屋根形状や立地条件によっても効率は変わるので、住宅一軒一軒で、かかるコストは様々になります。

 

瓦をめくり、葺き土の除去が終わると杉皮や桟木が見えてきます。これらも同様に撤去していきます。


瓦をめくり、葺き土の除去まで終わると、踏んだ場所によっては足がそのまま野地板を踏み抜き、天井を破ってしまいます。


熟練の職人たちは、野地板の中でも垂木に支えられている部分を見分け、軽々と屋根上を移動してゆきます。

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最後までめくり終わると防水シート(防水シートがない場合もあります)や野地板が見えるようになります。


土葺き工法の瓦屋根の野地は多くの場合がバラ板と呼ばれる隙間のある木板です。

 

②新しい屋根下地の施工

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めくりが終わると、新たに屋根を葺くための野地板を施工していきます。


現在、野地板の主流は構造用合板と呼ばれる厚さ12ミリの木材のベニヤ板です。


この上に下葺き材(現在の主流はアスファルトルーフィングです)を敷き、その上から新たな屋根材を葺いていきます。

③新しい屋根材の屋根葺き作業

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今回の物件は新しい屋根材として瓦を採用していただきました。「平板瓦のMタイプ」で「銀黒」と呼ばれるカラーです。

新築でも採用されている「引っ掛け桟瓦葺き」工法で施工するので、葺き土を使わない分屋根が大幅に軽くなります。

また、土葺きと違い瓦一枚一枚を釘どめするので、耐風性、耐震性も向上します。

最後に

今回は葺き替え工事について解説致しました。

 

土葺き工法の瓦屋根のリフォームでは、多くケースでこの「葺き替え工事」を施工させていただいております。

 

皆様が実際に屋根工事をお願いした時、屋根の上でどんなことが行われているのかを理解していただくことは、我々屋根業者の使命のひとつです。

 

今回の記事で、みなさまのご理解の一助となれば幸いです。


屋根葺き替え工事とは?4項目で簡単に解説。【費用相場・メリットデメリット】

 



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