- 日々のお仕事ブログ
- コロニアル屋根の張り替え時期と費用を徹底解説!見逃せない劣化サインとは?
コロニアル屋根の張り替え時期と費用を徹底解説!見逃せない劣化サインとは?
はじめに

多くのお住まいで採用されているコロニアル屋根は、スレート屋根とも呼ばれる、安価で施工できる業者が多い、非常に人気の高い屋根材です。
しかし、どんな屋根材にも寿命があり、適切な時期にメンテナンスや張り替えを行わないと、雨漏りなど重大な問題につながる可能性があります。
この記事では、コロニアル屋根の耐用年数や見逃せない劣化サイン、そして張り替えにかかる費用について分かりやすく解説します。
コロニアル屋根の張り替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
またスレートとも呼ばれるコロニアルの種類や特徴について、こちらの記事でご紹介しております。
併せてご確認ください。
あなたの家のコロニアル屋根、張り替え時期かもしれません!見逃せない劣化サイン

コロニアル屋根の一般的な耐用年数は、メンテナンス込みで20年~30年程度と言われていますが、立地環境や日当たり、施工状況によってその寿命は異なります。
以下のようなサインが見られたら、張り替えを含めた専門家による点検を検討する時期が来ているサインかもしれません。
色あせ・変色
表面の塗膜が劣化し、元の色がくすんだり変色したりします。
機能的には問題ありませんが、美観が悪くなります。
コケや藻の発生
塗膜が劣化すると、水分を含みやすくなり、コケや藻が発生しやすくなります。
これらは屋根材の表面に根を張ってさらに水を保持しやすくなり、劣化をさらに進行させる原因となります。
ひび割れ・欠け
雨風の影響で、屋根材にひびが入ったり、端が欠けたりすることがあります。
ここから雨水が浸入し、雨漏りにつながるリスクが高まります。
反り・浮き
屋根材が湿気や乾燥を繰り返すことで、反ったり浮き上がったりします。
屋根材同士の密着性が失われ、強風で剥がれやすくなるだけでなく、雨水が浸入しやすくなります。
雨漏り
天井にシミができたり、ポタポタと水滴が落ちてきたりする場合は、すでに屋根材だけでなく下地まで深刻なダメージを受けている可能性が高いため、早急な対応が必要です。
これらのサインを一つでも見つけたら、まずは専門の屋根業者に相談することをおすすめします。
早期発見・早期対応が、屋根の寿命を延ばし、余計な費用を抑えることにつながります。
コロニアル屋根の張り替え工事とは?簡単な流れ

コロニアル屋根の張り替えは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材を設置する工事です。劣化した屋根材だけでなく、その下の防水シートや野地板(屋根材を固定するための下地材)まで傷んでいる場合に最適な工法です。
一般的な工事の流れは以下のようになります。
足場設置: 安全に作業するための足場を組みます。
既存屋根材の撤去: 古いコロニアル屋根材と、劣化していれば防水シートも撤去します。
野地板の補修・増張り: 必要に応じて、下地の野地板の補修や、新しい野地板を既存の上に重ねて張るなどの補強を行います。
新しい防水シートの設置: 雨漏りを防ぐための重要な工程です。高品質な防水シートを隙間なく丁寧に敷き詰めます。
新しい屋根材の設置: 新しいコロニアル屋根材を、棟(むね)やケラバ(屋根の端の部分)などの板金部分(雨仕舞いに関わる金属部材)の施工と合わせて設置していきます。
清掃・片付け・足場解体: 工事完了後、周囲を綺麗に清掃し、足場を解体して完了です。
張り替え工事は、屋根全体を新しくするため、屋根の機能が完全に回復し、建物の防水性や耐久性を高めることができます。
気になる!コロニアル屋根の張り替え費用はどのくらい?

コロニアル屋根の張り替えにかかる費用は、屋根の面積や形状、建物の立地条件、選ぶ新しい屋根材の種類、現在の屋根の傷み具合など、さまざまな要因によって変動します。
そのため、「一律○○円」と断言することは難しいですが、一般的には以下のような要素が費用に影響します。
正確な費用を知るためには、専門業者による現地調査と詳細な見積もりが必要です。
複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討することをおすすめします。
屋根の面積・形状
面積が広いほど、また複雑な形状をしているほど費用は高くなります。
既存屋根材の撤去・処分費
古い屋根材の種類や量によって処分費用が変わります。
下地の補修・交換の要否
野地板や垂木(野地板を支える木材)に傷みがある場合、その補修や交換費用が発生します。
使用する新しい屋根材
コロニアルで張り替える場合でも、グレードによって価格が異なります。
また、他の屋根材(ガルバリウム鋼板など)を選ぶ場合は費用感が変わります。
足場の設置
安全確保のため、ほとんどの場合で足場が必要となり、その費用がかかります。
その他の付帯工事
棟板金の交換、雪止めの設置、雨樋(あまどい)の修理・交換なども同時に行う場合は追加費用が発生します。
まとめ
コロニアル屋根の張り替えは、お住まいを長く快適に保つために非常に重要なメンテナンスです。
色あせやひび割れ、苔など、少しでも気になるサインがあれば、早めに専門業者に見てもらうことが大切です。
屋根の劣化は放置すると大きな問題につながる可能性があります。
専門知識を持った信頼できる業者に診断を依頼し、適切なメンテナンスを行うことが、結果としてお住まいの寿命を延ばし、資産価値を守ることにつながります。
ぜひこの記事を参考にして、コロニアル屋根の張り替えを検討してください。
私たち坪井利三郎商店は屋根外壁診断のご相談をいただいたら、長久手市にて屋根ひとすじに100年以上に渡り携わってきた経験とプロの技で、あなたのお住いの屋根・外壁を詳細に点検・診断いたします。
あわせて今後の住まい方についてもヒアリングさせていただきながら、住まいにあわせた最適なメンテナンスのご提案を無料で実施させていただきます。お気軽にお問い合わせください。