- 施工事例
- 【名古屋市】守山区 屋根の葺き替え工事の施工事例
【名古屋市】守山区 屋根の葺き替え工事の施工事例


みなさんのご自宅、ご実家の築年数をご存知ですか?
最近では、ご自宅やご実家の屋根のリフォームを行いたい、というご相談を伺いますが、その中でも築40年以降のお家でのご相談が増えてきたような気がします。
ニュースでも古民家カフェであったり、古き良きお家が注目されていますよね。
その中でも、土葺き工法という、現在では使われていない屋根の構造をしているお家はどんどん減っているので、昔の屋根のこともご説明しながら、今回は施工事例をご紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧下さい。
施工地域:名古屋市守山区
工事名称:屋根の葺替え工事
施工期間:1ヶ月
施工金額:¥6,000,000
土葺き工法の屋根

でが、棟部分(屋根の頂点)を見ていただく少し波打っている状態が見ていただくことができます。

瓦を撤去すると葺土という土が出てきました。
土に着目していただくと、左右の土で色が違うことがお分かりいただけるでしょうか?
色が濃い部分には雨水が浸水していて、色が薄いところは乾いた土となっている部分なので、棟側に水が溜まってしまっていることがわかります。

昔は土葺き工法と言って、下葺き材として杉皮が使われていました。
この状態になったら、下準備が完了です。
葺き替え工事

当時の葺土を使った土葺き工法はなくなり、現在は防水瓦を使用したガイドライン工法と呼ばれる屋根に変わりました。
まずは野地板を施工します。


葺土を利用しなくなったことで、屋根の重さが大きく軽減されたのが1番のメリットでは無いでしょうか。
防災瓦の施工

実は江戸時代から使われている、歴史の深い瓦です。

中心あたりにある穴に釘を打ちつけて固定します。
実はこの釘の部分に桟木と言われる固定るすための木材も瓦の裏側に使用しています。

ガイドライン工法は屋根の重量を軽くし、固定することで雨風による瓦のズレなどを防いでくれるので、現在は全ての新築の瓦屋根には同じ工法が採用されています。
棟の施工

鬼瓦の位置を決めるところから施工開始です。
銅線で繋ぎ水平を見ながら位置を調整します。

これらを南蛮漆喰を使用して、下から丁寧に積み上げます。


昔の屋根がどのような屋根だったのか、今の屋根がどれだけ安全で綺麗に施工できるかをご確認いただけたと思います。
現在ではリフォームの需要が大変高く、実家をリフォームするだけではなく、中古の物件をリフォームして欲しいというご依頼も多いので、費用感やどんな選択肢があるのかなど、お気軽にご相談いただけますと幸いです。