工事費用は170万円です。
外壁はフッ素塗料、屋根は無機塗料で仕上げています。
なぜ、外壁と屋根で塗料の仕様が違うのかと言うと、屋根塗料と外壁塗料の耐候年数にそれぞれ違いがあるからです。
基本的に、シリコン、フッ素、無機という順番で、塗料の耐候年数は上がっていきます。
しかし外壁と屋根では、塗料が晒される環境に意外と大きな差があります。
外壁はそれぞれの面で紫外線が当たる合計時間に差がありますが、屋根は基本的に日が上がっている時間は紫外線に晒され続けます。
また、雨水に関しても、外壁よりも屋根の方が降りかかる雨量が圧倒的に多いです。
なので例えば同じフッ素塗料でも、外壁に塗るのと屋根に塗るのとでは耐候年数に差が生じてしまうのです。
しかしもし外壁よりも先に屋根の塗膜の寿命が来てしまった場合、外壁はまだ塗らなくてもいいのに屋根を塗らなければならなくった!という事態になりかねません。
そうすると屋根塗装のためだけに足場を組む必要があり、その分足場代がかさんでしまいます。
このような背景もあり、外壁と屋根の塗料の耐候年数を合わせようとすると、外壁に比べて屋根の方がグレードの高い塗料を使用する必要があるのです。