システム導入のメリット

1.日中の電気をご自宅で発電

ガス併用のお住まいの電気代は、使えば使うほど電気料金が高くなる料金体系（従量電灯契約）となっています。
太陽光発電システムで発電した電気は優先的にご自宅で使用する電気として利用されるため、昼間の電力買取が減少することで割高な料金で購入していた電力を減らすことが出来ます。
さらにオール電化を導入されているお住まいでは３時間帯別電灯契約（Ｅライフプラン）が適用され唯一ネックとなるのが昼間時間帯（９時～１７時）は３５.６１円／ｋＷｈという非常に割高な料金設定なのですが、太陽光発電システムとの組合せで割高な昼間時間帯の電力購入が削減されるため、さらに大きな効果を得ることができます。

2.あまった電気は売ることが出来ます

「うちは昼間誰もいないし、そんなに電気も使わないから…」とお考えの方もおみえになるかも知れません。しかしご家庭で利用されずにあまった電力に関しては各電力会社が非常に高い値段（税込み３３円／ｋＷｈ）で１０年間買い取ってくれる制度があります。また１０ｋＷ以上のシステムを設置した場合には若干買取り金額（下図参照）は下がるものの２０年間という長期に渡って安定して買取をしてもらうことが可能です。これにより単に電気代が下がるということだけでなく、売電により家計の収入がアップするということになるのです。ちなみにこの買取価にかかる費用は、私たちが利用する電気代に付加されていますので、電気料金の検針票をじっくりと見てみてください。

3.補助制度が活用できる自治体も

日本でこのように急激に太陽光発電システムが普及してきた背景にはシステム導入にあたっての補助金制度の存在がありました。
当初は非常に高額だった太陽光発電システムの導入に対して自己負担の割合を減らすために始まった制度ですが、導入コストの低減と共に残念ながら国による補助金制度は既に終了してしまいました。
しかしながら現在でも独自に補助金制度を実施している各地方自治体が数多くあります。
こうした地方自治体の補助金に関しては補助制度の有無、予算額、要件等の確認が必要となってきますので、お住まいの市町村へご確認ください。

4.いざと言う災害時にも電気の使える安心感

地震等の災害時にライフラインが断たれてしまうと単に不便だと言うだけでなく、周りからの情報も遮断され非常に不安になってしまうものです。
しかし太陽光発電システムを搭載されているお住まいなら、天候や時間帯による制約はあるものの、災害時にも専用コンセンにテレビ等をつなぐことで電気が復旧するまでの間も災害の最新情報を確認することができます。

5.毎日楽しく節電！　環境意識も高まります

非常に優れた経済性を有する太陽光発電システムの効果をさらに高めるのが発電モニターです。
毎日の発電量をはじめ環境への貢献度や電気の使用量、売電状況を楽しみながらチェックできるので、節電も楽しくなり家族のみんなの環境意識も自然と高まります。

6.我が家の屋根が森になる

ふりそそぐ太陽の恵みで発電する太陽光発電システムは、化石燃料を使わないクリーンなエネルギーを創り出すことで地球温暖化の原因となるＣＯ２の排出を抑えることができます。
たとえば３.８ｋＷ程度のシステムを導入した場合のＣＯ２の排出削減量は１年間で約１２９３ｋｇ-ＣＯ２となります。
スギの木が１年間に吸収するＣＯ２の量が約１４ｋｇということから考えれば、スギの木をおよそ９２本植樹したのと同様の効果ということになります。
普段利用していない屋根を利用して日本中に森を創り出すことが可能となるのです。

7.断熱効果も期待

太陽光発電システムを屋根面に設置することで、既存の屋根の上に２重に屋根が設置されることによって夏は屋根への直射日光を遮り室内に熱が伝わりにくくなり、冬は外部への放熱を抑えることが期待できるため、エアコン等の使用割合が減ることで、さらなる節電にもつながります。

8.エネルギーを自給自足する暮らしの実現にむけて

２０１６年の電力自由化により電気料金はむしろ上昇していくということが予測されています。
また新築住宅では家庭内で使う電気やガスのエネルギーと太陽光発電システムなどで創るエネルギーの収支がプラスマイナスでみるとゼロになるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ＺＥＨ）が義務化されようとしています。
太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせ電力会社から電気を買わなくてもよい自給自足の住まいが今後ますます増加していくことでしょう。