コンクリート瓦はコンクリートの基材の表面に塗装をすることで防水性を確保しています。
経年劣化によりこの塗装が褪色してしまうとコンクリートの基材に水が染込みやすくなります。
基材がいつまでも湿った状態だと表面にコケやカビが発生しやすくなり、基材の劣化が進行してしまいます。
コンクリート瓦
①瓦の褪色

②瓦の割れ
基材の劣化が進んだコンクリート瓦は割れやすくなっており、塗装工事の際に割れてしまうというケースが多くなっています。ところが最大のコンクリート瓦の供給メーカーが日本の市場から撤退してしまったり、製造を中止していたりでメンテナンス用の部材の調達も困難になっています。今後のメンテナンスを考えると不安の残る屋根材です。
③棟・袖瓦の緊結の劣化
釘・銅線