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台風で傷んだ屋根を修理するには?:修理方法や火災保険の活用法まで
はじめに

台風による屋根の被害は深刻な問題で、適切な対応を怠ると二次被害のリスクが高まります。
台風シーズンが近づくにつれ多くの家屋所有者が屋根の状態に不安を感じています。
本記事では台風による屋根の被害とその症状、修理方法と費用相場、火災保険の活用方法、そして信頼できる修理業者の選び方について詳しく解説します。
台風で屋根が傷んだ方や台風が不安な方はぜひ参考にしてください。
台風による屋根の被害とその症状

台風は屋根に様々な被害をもたらします。
最も一般的な被害の種類には瓦のずれや飛散、スレートの破損、そして雨漏りが挙げられます。
これらの被害は強風や飛来物、大量の雨水によって引き起こされます。
被害の確認方法としては、まず外観のチェックが重要です。
地上から目視で確認できる範囲で、屋根材のひび割れやズレ、釘の浮き、棟板金の浮き、錆や色褪せなどをチェックします1。また、室内からは天井のシミや水滴の落下などを確認します。これらの症状が見られる場合、屋根に何らかの被害が生じている可能性が高いです。
屋根の被害を放置することは非常に危険です。
軽微な被害であっても時間の経過とともに悪化し、最終的には大規模な修理が必要になる可能性があります。
さらに雨漏りは家屋の構造を弱めたりカビの発生を促したりするため、健康被害のリスクも高まります。
したがって、被害を発見したら速やかに対処することが重要です。
台風が来た時に雨漏りが発生した時の対処法は、以下の記事で詳細にご紹介しています。
ぜひこちらの記事も併せてご確認ください。
▶︎台風が来た時に雨漏りが発生!:初期対応や対策をご紹介
台風被害の屋根修理方法と費用相場

屋根の修理方法は、被害のレベルによって異なります。
軽度の被害の場合、部分的な補修で対応できることが多いです。
例えば瓦のズレや一部の破損であれば、該当箇所のみを修理することで対応可能です。
中度の被害の場合、より広範囲の修理が必要となり屋根の一部分を全面的に補修する必要がある可能性があります。
重度の被害の場合は屋根全体の葺き替えや大規模なリフォームが必要になることがあるので注意が必要です。
修理費用の目安は被害の程度によって大きく異なります。
部分補修の場合、20~30万円程度で済むことが多いですが全面補修となると100万円を超える場合もあります。
例えば瓦の部分的な修理は20~30万円、棟部分の修理も同程度の費用がかかります。
雨漏りの修理は被害の程度によって20~200万円と幅広いです。
屋根全体のリフォームとなると、工法によって80~180万円程度の費用がかかることがあります。
屋根修理に活用できる火災保険と申請手順

台風による屋根被害の修理費用を軽減する方法として、火災保険の活用が挙げられます。
火災保険では強風による直接的な被害や飛来物による破損、台風の影響による屋根の変形などがカバーされることがあります。ただし、経年劣化による損傷や、台風発生から期間が経過した後の申請は対象外となる場合が多いので注意が必要です。
保険申請の流れは以下のようになります。
①被害の確認
屋根の被害状況を詳細に記録し、写真を撮影します。
保険会社への連絡
加入している保険会社に被害状況を報告し、必要書類を確認します。
申請書類の提出
保険金請求書、事故状況説明書、修理見積書、被害状況の写真などを提出します。
審査と給付
保険会社による審査を経て、保険金が給付されます。
スムーズに保険申請を行うためのポイントとしては、被害発生後すぐに保険会社に連絡すること、被害状況を詳細に記録し写真を撮ることなどが挙げられます。
また保険会社の指示に従い、必要書類を漏れなく提出することも重要です。
信頼できる屋根修理業者の選び方

屋根修理を依頼する際は信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。
まず台風のような災害の場合、他県からの応援で屋根屋さんが来ている可能性もありますが、被災地を狙って悪質な屋根修理業者も営業をかけてくる場合があります。
車のナンバーの確認や、焦らずに相見積もりを取ることをおすすめします。
その他にも業者選びのチェックポイントとしては、以下の項目が重要です。
実績の豊富さ
過去の施工事例や経験年数を確認します。
評判と口コミ
ホームページや口コミサイトで他の顧客の評価を確認します。
専門資格の保有
建築施工管理技士や建築士などの資格を持っているか確認します。
アフターサービスの充実度
無料点検や保証期間などのサービス内容を確認します。
アフターサービスが充実している業者だと、施工後のもしもの際にも安心です。
見積もりの透明性
作業内容と費用の内訳が詳細に記載されているか確認します。
まとめ
台風による屋根の被害は放置すると深刻な二次被害につながる可能性があります。
そのため被害を発見したら速やかに対処することが重要です。
修理方法や費用は被害の程度によって異なりますが、専門業者に依頼することで適切な対応が可能となります。
また修理費用の軽減には火災保険の活用が有効です。
保険申請の手順を理解し必要な書類を準備することで、スムーズな申請が可能となります。
ただし保険でカバーされない場合もあるため、事前に確認することが大切です。
最後に信頼できる業者選びは安心して修理を進める上で欠かせません。
ぜひこの記事を参考にして、台風で傷んだ屋根を安全に修理し、大切なお住まいをお守りください。
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