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屋根の「水切り」が家を守る鍵!雨漏り対策と種類を徹底解説
はじめに

大切なお住まいを長持ちさせるためには、日々のメンテナンスが欠かせません。
その中でも特に重要なのが、屋根の「水切り」です。
一見すると目立たない部分かもしれませんが、この水切りこそが、雨漏りを未然に防ぎ、建物の寿命を大きく左右する重要な役割を担っています。
そこでこの記事では水切りの役割や種類、メンテナンスについてご紹介します。
屋根の水切りでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
水切りとは?その知られざる重要な役割

「水切り」とは、屋根材や外壁材の隙間から雨水が建物内部に浸入するのを防ぎ、適切に外部へ排水するための建築部材のことです。
主に板金で作られていることが多いため、「水切り板金」とも呼ばれます。
この水切りが正しく機能することで、雨水が建物の内部構造に染み込むのを防ぎます。
もし雨水が浸入してしまうと、内部の防水シートが劣化したり、柱や梁(はり)といった建材が腐食したり、カビが発生したりする原因となるので大変危険です。
これらは見た目の問題だけでなく、建物の耐久性を著しく低下させ、最終的には大規模な修繕が必要になるケースも少なくありません。
水切りは雨水を受け止め、決められた通りに流すことで、家全体を湿気や腐食から守る、縁の下の力持ちのような存在なのです。
知っておきたい!水切りの種類と設置場所

水切りは、屋根だけでなく、建物のさまざまな箇所に設置されています。
それぞれ異なる役割を果たす水切りの主な種類と設置場所をご紹介します。
屋根に設置される水切り
屋根には、雨漏りのリスクが高い箇所を中心に、複数の種類の水切りが設置されています。
雨押え水切り板金
これは、1階部分の屋根と2階の外壁が接する部分に設置される水切りです。
特に雨水が集中しやすく、雨漏りの原因になりやすい箇所であるため、雨押え水切りが適切に機能しているかが非常に重要です。
外壁を伝ってきた雨水を屋根へとスムーズに流すことで、建物内部への水の侵入を防ぎます。
壁止まり板金
屋根が途中で壁に突き当たっている部分や、異なる屋根面が交わる取り合い(部材同士が接する箇所)の先端に設置されます。
予期せぬ水漏れを防ぐために、この部分で雨水を受け止め、適切な方向へ誘導します。
ケラバ水切り板金
切妻屋根(きりづまやね:本を伏せたような形状の屋根)の端、つまり屋根の勾配がある側の端部に設置されます。
軒が出ていない側の側面から雨水が建物内部に回り込むのを防ぎ、雨水を適切に流す役割を担います。
軒先水切り板金
屋根の最も低い部分、軒先に設置されます。
屋根を伝って流れてきた雨水をしっかりと受け止め、軒樋へとスムーズに誘導し、雨樋(あまどい)全体での排水を助けます。
谷板金
寄棟屋根(よせむねやね:四方向に傾斜している屋根)など、二つの屋根面がぶつかり、谷のような形状になっている部分に設置される板金です。
屋根の上で最も雨水が集中しやすい場所の一つで、谷板金が劣化すると大規模な雨漏りにつながる可能性があります。
集中する雨水を確実に受け止め、排水する重要な役割を担います。
屋根以外に設置される水切り
水切りは、屋根だけでなく建物の他の部分にも設置されており、それぞれが水の浸入を防ぐために働いています。
土台水切り
建物の基礎と外壁の間に設置される水切りです。
基礎から伝い上がってくる湿気や雨水が外壁内部に浸入するのを防ぎ、基礎部分の劣化を抑制する効果があります。
サッシ水切り
窓やドアなどのサッシの下部に設置されます。
開口部から雨水が浸入するのを防ぐとともに、サッシを伝って落ちてくる雨水を適切に排水し、外壁の汚れや劣化を防ぐ役割も果たします。
劣化のサインを見逃すな!雨漏りのリスク

水切り板金は、常に雨風や直射日光にさらされており、経年とともに少しずつ劣化が進んでいきます。
特に金属製の水切りは、錆びが発生したり、強風や飛来物によって変形したり、固定している釘やビスが緩んだりすることがあります。
これらの劣化を放置しておくと、水切り本来の排水機能が損なわれ、雨水が隙間から建物内部へ浸入しやすくなります。
最初は小さな染みから始まった雨漏りが、徐々に広がり、やがては建物の構造体を腐食させ、大規模な修繕が必要になるほどの被害へと発展してしまうことも少なくありません。
異変を感じたら、早期の対応が非常に重要です。
大切な家を守るためのメンテナンスと補修

水切り板金は、一度設置すれば半永久的に持つものではありません。
定期的な点検と適切なメンテナンスが、お住まいを雨漏りから守る上で不可欠です。
一般的には、数年に一度のペースで専門業者による点検を受けることをおすすめします。
専門業者であれば、普段目にすることが難しい屋根の上や壁の取り合い部分に設置された水切りの状態を、プロの目で詳細に確認することができます。
小さな傷や錆び、浮きや剥がれといった初期の劣化を見つけることができれば、大規模な工事になる前に、比較的軽微な補修で対応することが可能です。
もし、ご自身で雨漏りの兆候や水切りの異変に気づかれた場合は、決して自己判断で補修しようとせず、すぐに専門の業者に相談するようにしましょう。
誤った補修は、かえって状況を悪化させたり、新たな雨漏りの原因を作り出してしまったりする可能性があります。
専門業者による正確な診断と適切な補修が、大切なお住まいを長く健康に保つための最善策です。
まとめ
屋根の「水切り」は、住宅の雨漏り対策において非常に重要な役割を担っています。
建物の耐久性を維持し、快適な暮らしを未来へとつなぐためには、水切りの適切な設置と定期的なメンテナンスが欠かせません。
ご自身の目で確認しにくい部分だからこそ、専門の知識と技術を持つ屋根のプロフェッショナルにご相談いただくことが、安心への第一歩となります。
大切なお住まいを雨漏りから守るために、ぜひこの機会に水切りの点検をご検討ください。
私たち坪井利三郎商店は屋根外壁診断のご相談をいただいたら、長久手市にて屋根ひとすじに100年以上に渡り携わってきた経験とプロの技で、あなたのお住いの屋根・外壁を詳細に点検・診断いたします。
あわせて今後の住まい方についてもヒアリングさせていただきながら、住まいにあわせた最適なメンテナンスのご提案を無料で実施させていただきます。お気軽にお問い合わせください。