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パミール屋根のガルバリウムカバー工法・窯業サイディング外壁塗装|名古屋市南区 施工事例
【名古屋市南区】パミール屋根のカバー工法と外壁2色塗り分け・バルコニー防水施工事例
【Before】施工前
【After】施工後■ 工事概要データ
| 施工地域 | 愛知県名古屋市南区 |
|---|---|
| 現場担当者 | 岩本 |
| 施工内容 | 屋根カバー工法工事 / 外壁塗装 / バルコニー防水工事(FRP) |
| 塗り替え回数 | 外壁1回目 | 屋根1回目 |
| 外壁素材 | 窯業系サイディング(デザインタイル柄 & 通常柄) |
| 屋根・ベランダ素材 | 屋根:パミール | バルコニー:FRP防水 |
みなさんこんにちは!坪井利三郎商店の岩本です。
今回は、名古屋市南区にて行いました「屋根カバー工法・外壁塗装・バルコニー防水」の複合施工事例をご紹介いたします。
今回のお住まいで特に重要となったのが、屋根素材の「パミール」への対策です。パミールは経年劣化により層状剥離(パイのように層がめくれる現象)を起こすため、上から直接塗装を施すことができません。そのため、今回は耐久性と断熱性に優れた最新の金属屋根材を重ね葺きする「カバー工法」をご提案いたしました。
外壁面では窯業サイディングの意匠性を活かした「タイル柄部分の多色塗り・クリア塗装仕上げ」と「通常外壁の塗装」を組み合わせ、バルコニーのFRP防水もしっかりと再施工。美観と耐久性を徹底的に追求した施工工程を詳しく解説していきます!
- 施工前の状況(パミール屋根の劣化と外壁の経年劣化)
- 屋根カバー工法:高粘着防水ルーフィング敷設
- 屋根カバー工法:本体ガルバリウム鋼板葺き
- 屋根カバー工法:棟板金・役物取り付け仕上げ
- 外壁・軒天(天井)の高圧洗浄|塗膜の密着性を高める下地洗浄工程
- 外壁目地コーキング(シーリング)打ち替え工事|雨水の侵入を防ぐ防水下地処理
- 付帯部塗装(幕板・破風板・鼻隠し・軒天)|素地調整ケレンと手塗りの2回塗り仕上げ
- 外壁塗装(タイル柄デザイン部):ビニール養生と意匠性を活かすこだわりの塗り分け施工
- 外壁塗装(通常外壁部):下塗・中塗・上塗り3回塗装とツートーン外壁の完成
- バルコニー(ベランダ)FRP防水塗り替え工事|下地ケレン研磨からトップコート保護仕上げ
- 名古屋市南区|パミール屋根カバー工法・外壁塗装・FRP防水リフォームを終えて(施工概要まとめ)
1. 安全な施工を支える足場仮設とパミール屋根・外壁の事前状態確認
リフォーム工事の第一歩は、近隣皆様への安全配慮と作業の安全性を高めるための「足場仮設」です。その後、屋根・外壁の隅々まで危険なく手を入れて確認できるよう、施工前の詳細な状態チェックを行います。
■ 近隣へ配慮したクサビ式足場の組み立て・飛散防止シート設置
近隣の皆様へ事前のご挨拶を行なった上で、足場を組んでいきます。高圧洗浄時の水はねや塗料の飛散を防ぐため、全体に飛散防止用のネット(メッシュシート)を隙間なくしっかりと張ります。
【足場仮設】職人の安全確保と塗料・水の飛散防止シートを万全に設置■ 施工前確認(パミール屋根の層状剥離と外壁・目地の劣化状況)
足場が組まれた後、屋根の上や外壁の目視チェックを改めて行います。屋根材「パミール」特有の層状剥離(ミルフィーユ状の剥がれ)や爆裂・ひび割れが確認できました。塗装によるメンテナンスが不可能なため、今回は予定通り屋根カバー工法で確実に保護をしていきます。
【施工前】屋根材(パミール)の表面劣化と層状剥離の状態
【施工前】屋根全景と外壁窯業サイディングの現調確認2. 屋根カバー工法の下地施工(高性能防水紙ルーフィング敷設と谷板・ケラバ役物板金取り付け)
カバー工法では、既存のパミール屋根の上に新たな屋根材を葺く前に、二次防水となる「防水紙(ルーフィング)」を全面に施工し、雨水の侵入を防ぐための各種水切り板金を役物として丁寧に取り付けていきます。
■ 高粘着・高耐久防水紙(粘着層付きルーフィング)の全域敷設
既存のパミール屋根の上に、下部から上部に向かって規定通りの重ね幅を保ちながら粘着層付きの防水紙を敷き詰めます。下地にしっかり密着するため、釘穴からの雨漏りリスクを最小限に抑えます。
【防水紙施工】パミール屋根の上に高粘着ルーフィングを隙間なく敷設■ 谷部ステンレス谷板金 & 端部ケラバ水切りの設置
雨水が一番集中する「谷部」には、耐久性の高い谷板を取り付けて雨水の流れていく水道を確実に作ります。また、屋根の横端(ケラバ)部分にも雨水の巻き込みを防ぐケラバ水切り板金をきれいに取り付けました。
【谷板施工】集中する雨水を速やかに排水する谷板金を施工
【ケラバ水切り】横風や吹き込みによる雨水侵入を防ぐ端部施工3. 軽量・高耐久金属屋根材の重ね葺き(屋根本体の施工・葺き上がり完了)
防水紙や水切り役物の下地施工完了後、いよいよ新しい金属屋根材本体の設置工程に入ります。軒先(下部)から棟(上部)に向かって、一枚一枚丁寧にビスで固定しながら葺き上げていきます。
■ 軒先からの金属屋根材張りと精密な嵌合(かんごう)施工
屋根材同士をしっかり噛み合わせ(嵌合)、台風や強風の際にも飛散しないよう強固にビス止めします。複雑な屋根形状や谷部・ケラバとの取り合い部分も、現場の寸法に合わせてミリ単位でカット・加工を行いながら施工を進めます。
【本体施工中】軒先から棟へ向けて一枚ずつ正確に噛み合わせて固定■ 屋根本体(平部)の葺き上がり完了状態
屋根平部の本体葺き作業がすべて完了しました。パミール特有の層状剥離で傷んでいた屋根全体が、美しく耐久性に優れた超軽量のガルバリウム鋼板系屋根材でしっかりとおおわれました。
【本体完了】整然と美しく葺き上がった屋根本体
【全体全景】谷部や壁際との納まりも綺麗に施工完了4. 貫板・棟包み板金の取りつけとシール処理(屋根カバー工法工事の完成)
屋根本体の設置が終わったら、最頂部の「棟(むね)」や壁との取り合い部分(雨押え)の施工を行います。下地木材の設置から雨水の浸入を防ぐシーリング処理、棟包み板金の設置までを丁寧に進め、屋根カバー工法を完成させます。
■ 壁際シーリング処理と棟下地(貫板)の固定
外壁と屋根の取り合い部分には、あらかじめ高耐候のシーリングを充填して防水性を強化。その後、棟包み板金を固定するための下地材(貫板)をしっかり設置していきます。
【シーリング】壁際からの雨水伝い水漏れを防ぐ密閉処理
【壁際貫板】雨押え板金を強固に固定するための下地施工
【大棟貫板】屋根最頂部にまっすぐ下地木材を設置■ 棟包み板金・壁際雨押え施工と屋根カバー工法完了
設置した貫板に棟包み板金・雨押え板金を被せ、サイドからビスでガッチリと固定します。接合部の隙間にもしっかり防水処理を行い、パミール屋根のカバー工法工事が全て完了しました!
【棟包み施工】強風でも飛散しないよう横ビス留めで固定
【壁際雨押え】雨水侵入を防ぐ納まりで綺麗に板金施工
【屋根工事完了】長期耐候性を誇る美しい屋根へと一新5. 外壁・軒天(天井)の高圧洗浄|塗膜の密着性を高める下地洗浄工程
屋根カバー工事の工程が一段落したところで、外壁全体の塗装工程へ移ります。まずは、長年の風雨で付着したホコリ・苔・カビ・古い旧塗膜のチョーキング(白い粉)を、業務用高圧洗浄機で綺麗に洗い流していきます。
■ 外壁サイディング面および軒天(天井)の水洗い・徹底洗浄
外壁の凹凸に入り込んだ頑固な汚れだけでなく、蜘蛛の巣や汚れが溜まりやすい軒天(天井)部分まで隅々まで水洗いを実施。汚れが残ったまま塗装をすると、塗料が剥がれる施工不良の原因となるため、時間をかけてじっくりと洗浄します。
【外壁洗浄】目地や凹凸部分の汚れ・チョーキング粉をきれいに水洗い
【軒天洗浄】普段手の届かない天井部分の湿気汚れ・埃も洗い流します6. 外壁目地コーキング(シーリング)打ち替え工事|雨水の侵入を防ぐ防水下地処理
外壁高圧洗浄と乾燥後、サイディングボード同士の継ぎ目(目地)やサッシ周りのコーキング(シーリング)工事を行います。紫外線で劣化し弾力を失った古い目地を撤去し、高耐久の新しいシーリング材へ打ち替えることで、建物内部への雨水侵入を防ぎます。
■ 既存コーキング材の徹底撤去 & 密着性を極めるプライマー塗布
カッターを使い、古くなってひび割れた既存の目地シーリング材を根元から手作業で丁寧に剥ぎ取ります。その後、新しいシーリング材が目地側面へしっかりと密着するように、下塗り用プライマーを丹念に塗り込みます。
【既存撤去】劣化したシーリング材を取り残しなく削ぎ落とします
【プライマー塗布】目地側面との接着力を最大限に高める接着剤塗布■ シーリング材の隙間なき充填 & 専用ヘラでの押さえ仕上げ
気泡が入らないよう充分な量の高耐候シーリング材を押し出すように打ち込みます。間髪入れずに専用のヘラで一定の圧力をかけながら押さえ込み、目地の奥まで隙間なく充填させつつ、表面を均一で滑らかに整えます。
【材料充填】タップリと高耐久シーリング材を目地へ充填
【ヘラ押さえ】密着性を高め表面をキレイに平滑仕上げ7. 付帯部塗装(幕板・破風板・鼻隠し・軒天)|徹底した素地調整ケレンと手塗りの2回塗り仕上げ
外壁塗装工事では、外壁面だけでなく帯板(幕板)・破風板・鼻隠し・軒天(天井)といった「付帯部」の丁寧な塗装作業が全体を引き締め、美観と耐久性を劇的に高めます。下地処理の「ケレン作業」から塗り重ねまで手抜きなく仕上げていきます。
■ 帯板(幕板):目荒らしケレン & 上塗り2回塗り
まず最初に、目地研磨用のマジックロンやサンドペーパーで帯板の表面を擦る「ケレン作業」を実施。表面の汚れや旧塗膜のフクレを取り除き、微小な傷をつけることで塗料の密着性を格段に引き上げます。その後、色ムラのない重厚なツヤが出るよう上塗りを2回丁寧に塗布します。
【ケレン作業】塗料の密着を高める徹底した素地調整
【上塗り1回目】高耐候塗料で1層目の塗膜を形成
【上塗り2回目】美しい光沢と厚みのある高耐久塗膜の完成■ 破風板・鼻隠し:紫外線から守る高品位2回塗り仕上げ
紫外線や直射日光を受けやすく、建物の中で最も痛みやすい破風板・鼻隠し部分です。刷毛とローラーを使い分け、塗り残しや垂れが出ないよう均一な厚みで上塗り1回目・2回目を塗り重ね、強固な防護膜をつくります。
【破風板 1回目】塗料をたっぷりと含ませてベースを作ります
【破風板 2回目】艶やかで平滑な美しいラインを仕上げます■ 軒天(天井):防カビ・透湿性に優れた高機能塗料の2回塗り
湿気が溜まりやすくカビが発生しやすい軒天(天井)には、湿気を外へ逃がす透湿性・防カビ性に特化した塗料を使用。明るく清潔感のあるカラーで2回塗りを行い、建物全体を明るい印象へと劇的に刷新します。
【軒天 1回目】防カビ・透湿性塗料を塗り残しなくローラー塗り
【軒天 2回目】むらのない明るい仕上がりで天井面を再現8. 外壁塗装(タイル柄デザイン部):徹底したビニール養生と意匠性を活かすこだわりの塗り分け施工
外壁塗装は、サッシやドアなどの非塗装部を保護する「養生作業」から始まります。今回は外壁に立体感のある凹凸が魅力の「タイル柄サイディング」が使用されているため、その意匠性と凹凸デザインの良さを最大限に際立たせる特別な塗分け工法で施工いたしました。
■ 塗料の飛散やはみ出しを防ぐ丁寧なビニール養生
窓枠サッシ、玄関まわり、給湯器、エアコン室外機などに塗料が付着しないよう、マスカー(ビニール付きテープ)を使って隙間なく密閉保護します。まっすぐで美しい塗装ライン(見切り)を出すための重要工程です。
【養生作業】仕上がりの美しさを左右する精密なビニール養生■ タイル柄サイディング:下塗り・中塗り・デザイン上塗りの3工程
単色で塗りつぶしてしまうと単調になりがちなタイル調サイディング。目地部分の色(ベース色)と表面凸部の色を塗り分ける多色塗りを実施し、新築時の本物タイルさながらの立体感と高級感を再現します。
【タイル柄 下塗り】外壁材と上塗りを強固に密着させる下地塗り
【タイル柄 中塗り】目地・ベースとなる全体色を塗布
【タイル柄 上塗り】特殊ローラーで表面凸部のみを絶妙に塗り分け9. 外壁塗装(通常外壁部):基本に忠実な下塗・中塗・上塗り3回塗装とツートーン外壁の完成
タイル柄以外の通常外壁部分も、基本ルールである「下塗り・中塗り・上塗り」の計3回手塗り塗装を徹底。メーカー規定の乾燥時間(インターバル)をしっかり守りながら、高耐久塗膜を形成させていきます。
■ 通常外壁:下塗り ⇨ 中塗り ⇨ 上塗りの確実な塗膜形成
外壁下地の吸い込みを抑える下塗り材をしっかり塗布した後、仕上げ塗料と同色の中塗り・上塗りを重ねます。塗りムラや膜厚不足がないよう、隅々までローラーと刷毛を使い分けて均一に塗り伸ばします。
【通常外壁 下塗り】吸い込みを防止し下地を強固にバインド
【通常外壁 中塗り】膜厚をしっかり確保し発色を高める塗り重ね
【通常外壁 上塗り】耐候性を最大限に引き出す仕上げ塗り■ 外壁全域の塗装工事完了(ツートーンデザインの完成)
タイル柄部分と通常外壁部分の塗装が全て完了いたしました。色のコントラストと質感が非常に引き立ち、新築時を超えるモダンで高級感のある外観へと生まれ変わりました!
【外壁完了】ツヤ感と発色が非常に美しい外壁仕上がり
【外壁完了】タイル柄塗り分け部と幕板・付帯部との抜群の調和10. バルコニー(ベランダ)FRP防水塗り替え工事|下地ケレン研磨からトップコート保護仕上げ
雨漏りリスクの高いバルコニーの防水メンテナスを行います。表面の汚れ洗浄・目荒らし研磨といった丁寧な下地調整を徹底した上で、プライマー塗布・防水層補強・トップコート保護塗りまで一連の防水再施工を実施しました。
■ 床面高圧洗浄 & 密着性を高める下地研磨(ケレン・目荒らし)
バルコニー床に溜まった泥汚れやコケを高圧洗浄できれいに落とし、乾燥後にサンダー等で表面を研磨(ケレン)します。古いトップコートの目荒らしを行い油脂分・汚れを除去することで、新設する防水層の密着性を格段に高めます。
【床面洗浄】長年の泥汚れやコケを残さず強力洗浄
【下地研磨】密着不良を防ぐためのサンダー研磨・ケレン処理■ プライマー塗布 ⇨ 防水層形成 ⇨ トップコート保護塗りで完了
専用プライマーを下塗り後、防水用樹脂を塗布して堅牢な防水層を形成。仕上げに紫外線や摩擦から防水層を長期間保護するトップコートを均一に塗り重ね、美しく高耐久なバルコニー防水が完成しました。
【プライマー】防水材の接着性を高める下塗り工程
【防水層形成】雨水を完全にシャットアウトする防水膜塗布
【トップコート】紫外線・摩擦磨耗を防ぐ保護塗料塗装
【防水工事完了】ムラなく美しく仕上がった防水バルコニー床面名古屋市南区|パミール屋根カバー工法・窯業サイディング外壁塗装・FRP防水リフォームを終えて
今回は名古屋市南区のお住まいにて、塗装によるメンテナンスが困難な「パミール屋根」へのガルバリウム鋼板カバー工法工事をはじめ、窯業サイディング外壁のツートーン塗装、FRPバルコニーの防水施工を実施いたしました。
施工概要まとめ
| 施工地域 | 愛知県名古屋市南区 |
| 施工内容 | 屋根カバー工法工事 | 外壁塗装工事 | バルコニー防水工事 |
| 使用素材 | 屋根:パミール | 外壁:窯業サイディング | バルコニー:FRP |
| 塗り替え回数 | 外壁1回(下塗・中塗・上塗の計3条塗布) | 屋根1回(カバー工法+役物施工) |
| 現場担当者 | 岩本 |
今回のリフォーム工事で実現した3つのポイント
- パミール屋根の根本的な防水改善: 層状剥離が進行していたパミール屋根の上に高粘着ルーフィング+金属屋根材を施工し、雨漏り不安と耐震性の両立を実現。
- 窯業サイディングの美観復元: タイル柄の意匠性を際立たせる多色塗り分けと、通常外壁への手塗り3回塗りで高級感あふれる外観へと刷新。
- FRPバルコニーの耐久性向上: 下地研磨(ケレン)と下塗り・防水層・トップコート保護の徹底により、水漏れリスクを長期間シャットアウト。
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